梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小菊と檜垣

檜垣。 大辞泉には「檜(ひのき)の薄板を網代(あじろ)に編んでつくった垣根」とあります。 現代ではまず、垣根がどんどん減っているし、その垣根に檜の薄板を使うということはあまりないだろうし、檜垣のある風景を頭の中に再現できる人がどんどん減っていく…

市松柄と菱重ね(に、似たような柄)

変則市松柄と菱重ね 昨日入れ子枡と市松、という柄について書いたところで同じような種類の柄をもう一つ。 共通点は 四角が同心円のように重なっている。(菱形の重なり=帯の黄色い部分) 四角が 上下左右隣り合っていて接している四角とは色が違う、一つお…

入れ子枡

四角の中にさらに小さい四角が入っているのは「入れ子」というと、菱形の模様の時に知りました。確かに、入れ子枡、で検索すると色々出てきます。家紋にもあるし、三つ入れ子になったものは「三枡文」「三つ入れ子枡」という市川團十郎の定紋です。 枡は必ず…

菱型

ひし形を重ねて、円だと同心円という言葉がありますが、四角には同心四角とは言いませんね、そういう形の柄です。 最初、「菱重ね」というタイトルにするつもりでしたが、検索すると、切子硝子の画像がいっぱい出てきました。でも、その画像にある柄はこの柄…