梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

龍紋

最初にこの龍の柄を見た時に、丸い柄にするために、頭と尻尾だけにしたのだと思った。 龍紋 白 あとから、龍紋という紋があるのだとわかった。 龍。 伝説の生き物のなかで、最近人気が高いのではない?昨日取り上げた鳳凰よりもずっとよく見かけると思う、画…

鳳凰

鳳凰飛柄 今週は生き物の柄を続けます。 最初は鳳凰、頭が鶏、鶴が胴体、孔雀の尻尾など3つ以上の生き物の部分を持つ中国の伝説上の鳥ですが、実在の生物の組合せという点、どうしても人間の想像力の限界を感じてしまいます。 鳳凰も花も、たぶん雲か霞と思…

きもの

国立博物館での小袖を観たのでそのことを書こうとしたら、調べすぎて更新が止まってしまった。 専門的にしらべたいわけではないけれど、あれこれ気になると、どんどん検索と本をパラパラめくるのに時間が過ぎてしまう。 調べたことをきちんと書くのではなく…

浅葱縮緬地唐山水模様

浅葱縮緬地唐山水模様 国立博物館の小袖からもう一つ。 18世紀、江戸時代中期のもの、最盛期の友禅染め。 「縮緬地を縹色に染め波模様を白上げにして、小高い島にさまざまな唐様の楼閣を友禅染めで表した風景模様の小袖」 赤は輸入染料の生臙脂で染めている…

紫萌黄染分山繭縮緬地流水草木屋形虫籠模様

紫萌黄染分山繭縮緬地流水草木屋形虫籠模様 前回の続きです。 東京国立博物館の小袖を見ながら、「着物の下克上」という言葉が浮かびました。下に着ているものが上、つまり表に出てくる、主役になる。衣服も時代につれて変わるさまを表現した言葉です。 私が…