梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

鳳凰

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鳳凰飛柄

今週は生き物の柄を続けます。

最初は鳳凰、頭が鶏、鶴が胴体、孔雀の尻尾など3つ以上の生き物の部分を持つ中国の伝説上の鳥ですが、実在の生物の組合せという点、どうしても人間の想像力の限界を感じてしまいます。

 

鳳凰も花も、たぶん雲か霞と思われる形も唐草のように繋げられそうな同じリズムのカーブの柄が均等に配置されていて、アップにしたら結構簡略化されているのですね。

次のような感じです。

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でも、一見してこれが鳳凰とわかるのは着物や帯の柄として、吉祥文様の代表的な柄としてよくある柄だ、と思っているからです。

火の鳥やフェニックスがよくある模様ですよ、と聞いたり何かで読んでいたりしたらたぶん、これは火の鳥です、と言うかもしれません。

 

最近はあまり現金を持たなかったり、使わなかったりですが、鳳凰はお財布の中に時々います。

宇治にある平等院鳳凰堂、その屋根の上にキリッと立っている鳳凰が1万円札に、建物は10円玉にそれぞれモチーフとして描かれています。

たまたま今日は財布の中にあったので画像を追加します。

 

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