梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鮫小紋

鮫小紋 赤 母から譲られた着物はどれも母の好みの華やかな小紋や付下げで、江戸小紋は全くありません。 洋服の好みも、やはり色をしっかり感じられるようなプリント柄、小柄な体型なのに大柄のプリントが好みのようです。 プレゼント候補に選んだブラウスの2…

麻の葉に絞り染

麻の葉に絞り染め 遠目に見ると黒に白いドットの着物です。 近いて柄をよく見ると黒ではなく濃紺の麻の葉の織柄で、6つの菱形の交点に絞り染めのポイントがあります。それがドットではなく、真ん中に黒い(紺ですけど)点のある疋田絞りです。 この絞り方が…

菊花の青海波

扇面の中の花 先日取り上げた扇面の中に花と一緒に定番の模様がいくつか使われています。 青海波、鹿子、七宝、雲取、波、松など定番と言えるでしょう。 このブログを続け始めた最初の頃に取り上げた模様が青海波でした。 plumstone131.hatenablog.com 円の…

亀甲と橘

亀甲と橘 大島紬です。 先日の亀甲つながりで、今度は着物ですが亀甲の中に橘が入っています。橘も家紋に使われています。Wikiによると平安時代の橘氏由来で井伊家が使ってたと。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/十大家紋 基本図形、円、六角、五角、四角…

市松

市松地に蝶 市松、ということでこの画像にタイトルをつけましたが、箔や蝶の方がめだちます。 前回、亀甲と花菱に使った画像の帯とこの帯は、中央で切り替えられているので似ています。 中央から左が市松、蝶の部分は右側半分の中の半分ちょっとで端の方はも…

亀甲と花菱

亀甲と花菱 亀甲も花菱もどちらもアレンジが多く家紋も多い柄です。花菱は周囲を囲むとその名の通り菱形ですが、鋭い方の角をちょっと落とすと六角形になりますね。 最近ご縁があって手元来た帯です。サクラ、楓、ナデシコ、菊などどの季節でも締められらる…

矢羽

真ん中下の赤茶と黒、白の大きな三角の中に矢羽柄があります。 これも家紋にたくさんありますし、そもそもは戦国時代の頃からあるもの。 矢紋として並べている画像には、数、並べ方、重ね方のバリエーションが色々あります。 http://www.harimaya.com/o_kamo…

鱗紋

鱗紋 前回アップした七宝の柄が入っている帯の柄拡大です。 正円と思った七宝が楕円になっているのですが、これは確か、斜めに撮ったからだったはず(後日確認要) 三角形が連なっているものが鱗紋です。七宝の柄や花菱、四つ目紋、左下の部分の柄名がまだ見…

七宝と花菱2

七宝と花菱2 前回の七宝は楕円になっていたものでしたが、手持ちの帯の中に正円の七宝柄を見つけました。 お太鼓の左上の部分、三角形の中の黒地に白の部分です。 この七宝の中にあるのは花菱ではなく目結紋のうちの「隅立て四つ目」と呼ばれる家紋にある模…

七宝と花菱

七宝と花菱 この柄だと花の方が目立ってしまいますが 菱形になった花と花の間をうめているのが七宝柄です。七宝の中に花菱を入れた、という方が正しいのかな。 七宝柄だけの画像が今見つからないのですが 麻の葉と同じように元々は幾何学的です。円の上下左…

ユニフォームに使われた幾何柄いろいろ

幾何柄あれこれ 青海波、麻の葉と続けて季夏柄のことを書きましたが、先週までずっと気になっていたのがラグビーW杯のビジュアルで使われていた和柄の一連です。ユニフォームの地柄もいくつもの柄が編まれていましたがこの帯も同じように、1枚の中に柄見本…