梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

亀甲と花菱

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亀甲と花菱

亀甲も花菱もどちらもアレンジが多く家紋も多い柄です。花菱は周囲を囲むとその名の通り菱形ですが、鋭い方の角をちょっと落とすと六角形になりますね。

 

最近ご縁があって手元来た帯です。サクラ、楓、ナデシコ、菊などどの季節でも締められらるように花の種類は多い、お約束通りの帯です。

少し変わっているのは中心で線を引いたように一部の柄が区切られています。ナデシコらや楓はそのままですが、花ではない柄の亀甲と花菱は線引きされたように途中で模様が終わっています。

 

着物や帯の柄のうち、花柄はどれくらいの割合なのでしょうね。調べる方法が思いつかないし、それぞれ目にする柄も、花柄が気になればそれが目にとまりやすく、とても多いように思うでしょうし。

 

最近の工業製品と違って千年以上の歴史があるものなので集計することも不可能です。美術館や博物館の収蔵品なら可能でしょうし、時代ごとの柄の特性も研究されていますが、今、売られているものとなると、新品なら可能なのでしょうか。

 

柄名や由来の知識の覚えがきとして始めたばかりのブログですがまだしばらくは花にはたどりつきそうにありません。よく出てくる植物に絞ってそのうちに。

 

花だけではなく亀甲に囲まれた紋のような柄を組み合わせるのは変化をつけるためか、甘くなりすぎるのを加減するのか、あるいは家紋など家の印なのかはわかりません。

それでも花柄だけの帯よりはたくさんの種類の着物に合わせられそうな気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この帯はメルカリに出品しています。→売れました

 

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