麻の葉に絞り染
遠目に見ると黒に白いドットの着物です。
近いて柄をよく見ると黒ではなく濃紺の麻の葉の織柄で、6つの菱形の交点に絞り染めのポイントがあります。それがドットではなく、真ん中に黒い(紺ですけど)点のある疋田絞りです。
この絞り方が隣り合って延々続くと出来上がるのが鹿子絞ですが、この着物の柄は間隔があいているので鹿子、とは言わないですね。この距離感でまた別の名前があるのかどうか気が向けば調べます。
でもね、この柄、ずるい、と思いました。
下図書かなくていいから作業が一つ省けるな、と、そういう手間ひまの手抜きを考えてしまいました。だって、糸で括る場所は織られて印がつけられているから。
地柄とは関係なくドットを絞りで表現するとこういう感じです。
これば帯揚げ、水色地に赤のちいさな水玉で可愛らしい感じです。
もう手元にないので画像で見る限り、ドットの位置は割とランダムで自由に括っているのかな、という感じです。
帯揚げなのでそのあたりは自由でよかったのかもしれません。
同じ帯揚げでも、こちらはしっかりと、麻の葉を絞り柄にしたもの。
ちょっと頑張った感じ。
アップにしすぎてかえってわかりにくくなってしまいましたが絞りだけで模様を出すとこういう感じです。
どちらかというとこの柄のこの大きさは絞りには向かないと思います。
#plumstone
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