梅の帯揚げ
梅の花の柄がある帯揚げ、以前手元にありました。今は画像だけ残しています。
この帯揚げの柄は梅だけではなくて色紙の中に梅、桜、牡丹と3種類の違う花のバージョンで飛び柄になっています。
それぞれの花に青海波、七宝、紗綾形といった幾何和柄が組み合わせられていてよく出てくる柄名の説明にはこの帯揚げ1枚あればいい、というお役にも立つ帯揚げでした。
梅も桜と同様単独だと着る季節の短い着物です。桜よりは少し長いかもしれません。それ以外にも梅には「松竹梅」というくくりがあります。
松竹梅、お値段やお品のランクに使いますね。
梅は一番ランクが下です、何故でしょうね。
一節には松と竹はもともと日本に原生していたけれど梅は平安時代に中国から伝わったと聞きます。松竹梅、と3つまとめられるようになったのは意外と時代が遅くて江戸時代のようです。参考にしたのは次のサイト。
後から加わったから、ランクが低いのでしょう。
それはそれとして。
松竹梅、としてまとめて縁起物グループで柄として出てくるものがあります。
帯揚でも同様。次の柄は松竹梅柄の帯揚げの一部。後ろに松が見えていますがドーンと大きな梅です。こういう柄なら、ランク付など関係なく堂々と存在を主張する梅がいて私は結構好きです。