梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

つづれ織り_2

f:id:plumstone131:20181002202932j:plain

たて糸とよこ糸の組み合わせで織物は構成されます。

単純にはたて糸、よこ糸が交互に表と裏に入れ替わって行くので、最初に織物が始まった時はたてよこ同じ割合で糸が見える、平織りのものが普通だったでしょう。

あるいは、たまたま足りなくて違う糸を足したりした時に糸の太さ細さで強弱がつきどちらかの糸が目立って見えたところから綴織が始まったのか、大昔のことは想像するしかありません。

つづれ織りはたて糸は細く、よこ糸が太い。横糸をきっちり筬で押し込んで固めていくとたて糸がほとんど見えずよこ糸を替えることで柄を作ることができます。織物を最初に習った時に平織りの次に作ったものがつづれ織りの帯でした。

 

機にたて糸を用意し、たれ先から柄までの間を無地で織ったあと、たて糸の下に柄の下書きを置いてそれに合わせてよこ糸の色を変えながら色ごとに織って完成させます。この画像のように直線や曲線で単純に分かれていた色彩構成のような柄です。

帯を見ていて、いろいろなことを習い始めた頃を少し思い出しました。

 

この帯はメルカリに出品しています。→売れました

 

#plumsalt