梅の種 文様記録

柄や色の覚え書き

万年

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万年 亀

鳳凰、龍と続くと残りは麒麟と亀です。

鳳凰麒麟(きりん)、亀(かめ)、竜とともに四霊の一つ」(日本大百科全書の解説)と、鳳凰の時に検索して知ったのですが、亀の柄の着物も帯も小物も、今手持ちの物がありません。明日は麒麟の番ですがそちらもこれから探します。

 

https://kotobank.jp/word/鳳凰-131802

 

亀甲柄なら色々あります。たとえばこういう着物。

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以前ここにアップした帯や着物はおかげさまでどちらも売れました。

 

四霊のうち、亀だけが実在している生物なので(たぶん、麒麟は動物園のキリンとは違いますしね)柄には向かないのでしょうか。

鳳凰についての解説にある中国の四霊については、亀の項にはありません。

亀(カメ)とは - コトバンク

どこまでも現実の亀の簡素な記述でした。

 

鶴亀、とおめでたいものとしてくくられますが鶴の柄の着物よりも亀はずっと少ない。鶴の方が伸びやかで豪華だからでしょうか。

または、亀は色合いもあまり鮮やかなものは少なく地味になるからでしょうか。

 

鳳凰や龍と並ぶ時の亀の姿は実在するかっちりとした甲羅だけの亀ではなく、霊亀というやはり空想上の生き物で、足もやや長く走ったら結構速そうです。

 

 

 

トップ画像は昨年暮れに東京国立博物館に行った時に撮影したもの。

高円宮の根付コレクションです。

中川忠峰 作 1997年 黄楊

でも英文のタイトルはTurtle 亀です。

 

https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5765

 

 

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Netsuke Takamadonomiya's Collection

画像につけたキャプション間違えてます。

正しくは  

Netsuke: The Prince Takamado Collection

 

えんじ色の亀甲柄板絞りの着物はメルカリに出品しています。→この文章を書いている途中に売れました。

https://item.mercari.com/jp/m19790407513/